近年、教育現場で導入が進むデジタル教科書。
しかし、「目が悪くなる」「集中力が続かない」などの悪影響も指摘されています。
一方で、持ち運びの便利さや学習の効率化といったメリットもあります。
デジタル教科書は正式な教科書に？
文科省の諮問機関である中央教育審議会の作業部会が「デジタル教科書」を正式な教科書として認める方針を示した。
デジタル教科書は現在、紙の教科書の「代替教材」という位置付けだが、次期学習指導要領が実施される2030年度をめどに正式な教科書として導入される見込みだ。
Yahooニュース
2030年度をめどに、「デジタル教科書」が正式な教科書として使用されることが決定される見込みとなっているようです。
デジタル教科書とは、紙の教科書を電子データ化した教材のことです。
パソコンやタブレット、スマートフォンなどで閲覧でき、日本では、2024年度から小・中学校でデジタル教科書の本格導入が進められ、国語や英語の授業で使用されています。
GIGAスクール構想により、タブレット1人1台の環境整備も進行中です。
USA教科書といえば紙の本の印象だけれど…
KUMA子どもたちに悪影響などないのでしょうか？
調べてきました！
デジタル教科書のデメリットや悪影響は
- 長時間の画面使用により、視力低下や眼精疲労、姿勢の悪化などの健康リスクが指摘されています。
- 特に子どもたちの発達段階において、デジタル端末の過剰使用が懸念されています。
- デジタル教科書は紙の教科書に比べて記憶に残りにくいという研究結果があります。
これは、紙媒体が提供する「空間的な手がかり」がデジタルでは欠けているためとされています。 - また、デジタル端末が学習の妨げになる可能性（通知や他のアプリによる気の散りやすさ）もあります。
- 通信環境の不安定さや端末のフリーズなど、技術的なトラブルが授業の進行を妨げる可能性があります。
- 教員のICTスキル向上や、家庭でのネットワーク環境整備が必要です。
- 端末やソフトウェアの導入には高額な初期費用がかかるため、学校や自治体の予算に負担がかかる場合があります。
- 個人情報や学習履歴の管理に関するセキュリティ対策が必要
懸念される悪影響は
- 授業中に関係のないサイトを閲覧するなど、集中力低下の懸念
- SNSトラブルの可能性
- 長時間の画面使用による目の疲れや視力低下のリスク
USAデメリットが多い気がするけど…大丈夫なのかな？
KUMAメリットについてもキチンと説明しますね。
デジタル教科書にはメリットもたくさん
- デジタル教科書は、動画や音声、アニメーションなどのマルチメディア機能を活用できるため、特に英語や理科などの科目で効果的な学習が可能です。
- 拡大表示や音声読み上げ機能により、特別な配慮が必要な児童生徒にも対応しやすくなります。
- キーワード検索や辞書機能により、自主学習能力を育成できます。
- 複数の教科書や資料を1台のタブレット端末にまとめることができ、通学時の荷物が軽減されます。
- 教材や資料が豊富に用意されており、教師の教材作成時間を削減できます。
- 学習者のペースや興味に合わせて学習内容を調整できるため、個別最適化された学びが実現します。
- 書き込みや修正が容易で、学習内容をクラス全体で共有することも可能です。
- 紙の印刷コストが削減されるほか、教科書の改訂サイクルを見直すことで、長期的なコスト削減が期待されます。
- 常に最新の情報を反映できます。
USAメリットもたくさんあるね！
KUMA主に長期目線のコストカット関連が優秀な気がしますね。
世間の声は
本当にこれはひどいですよ。
学校現場にいますが、子どもたちはタブレットで好き放題やってますし、休み時間をタブレット禁止で読書しましょうなんて言おうものならブーイングの嵐。それでも読書の時間にすると、本を開いて天井を見る児童ばかりです。
タブレット学習を取り入れてから、教科書の短文は読めても、じっくり読書をすることができない子供が明らかに増えています。
まとめ｜デジタル教科書の悪影響とは？
デジタル教科書は、学習の効率化や個別最適化、環境負荷の軽減といった多くのメリットを提供しますが、
健康面や学習効果への懸念、技術的な課題も無視できません。
これらのメリットとデメリットを十分に考慮し、紙の教科書との併用や、
適切な使用時間の設定など、バランスの取れた導入が求められます。
いつか、重いランドセルを背負って登校する子どもたちの姿がなくなることになるのでしょうか？
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