最近SNSやニュースで「昔に比べて給食が貧相になった」との声が増えています。
豪華だった昭和や平成初期の給食と比べ、令和の給食は質素で量も少ない――
いったいなぜこんな状況になってしまったのでしょうか?
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目次
令和の給食が貧相になったと話題に

令和の給食が「ひどい」と話題になっている実例
- 量や内容の貧弱化
政府広報オンラインがSNSで紹介した「令和の給食メニュー」が実態とかけ離れているとして炎上しました。
公式が紹介した写真は、肉や野菜が豊富で彩りも良く、春巻きやフルーツゼリーなど豪華な内容でしたが、実際に子どもたちが食べている給食は「唐揚げ1個、わかめご飯、スープ、牛乳、ゼリー」や「主菜が餃子1個だけ」といった簡素なものが多いと保護者から多数の指摘が。 - パンの供給危機やメニューの減少
給食用パンの安定供給が難しくなってきており、設備や人手不足、製パン業者の撤退などが原因で、パンが給食から消える可能性も指摘されています。 - 「刑務所の食事よりひどい」との声も
給食が質素すぎるとして「刑務所の食事よりひどい」との批判も出ています。 - 異物混入や品質トラブル
2025年には大阪市の小学校で、給食に異物(虫や手袋の切れ端、金属片など)が繰り返し混入する事件が発生。
新しい業者に切り替えた直後から「コメが炊けていない」「肉が臭い」など品質の低下も指摘され、児童の多くが給食を避けて弁当持参を選ぶ事態に。

なぜこんな事態になってしまったのだろう?



理由を5つに分けて説明しますね。
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令和の給食が昭和より貧相になった理由5選
令和の給食が昭和より貧相になった理由
- 給食無償化の影響
- 物価高騰と予算の圧迫
- 栄養バランス重視とカロリー制限
- 設備の老朽化と地域格差
- 給食業者の人手不足・経営難
給食無償化の影響
全国的に急拡大する給食費無償化政策。いまやわざわざ無償化地域に移り住むファミリーもいるほど。タダで嬉しいはずなのに子供や親からはなぜか不満の声も出ている。
Yahooニュース
- 給食費無償化が進む一方で、予算不足が問題となり、質素な献立が増える傾向があります。
- 無償化による財政負担が増加し、給食の質を維持することが難しくなっています。
- 無償化の結果、子どもたちが満足できる量や質を提供できず、「放課後の買い食い」が増える家庭もあるとの指摘も。
物価高騰と予算の圧迫


- 近年の急激な物価高騰により、米や野菜、肉、牛乳といった主要食材のコストが大幅に上昇しています。
- たとえば、コメの価格が1食あたり10円以上も上がり、やむを得ずご飯の量を2割減らす学校も出ています。
- 給食費の値上げには保護者負担への配慮が必要なため、現場では量や品数を減らして対応するケースが増えているそう。
- 輸送費の増加や燃料費の高騰も食材費に影響を与え、結果として献立の質や量が制限される要因となっています。
栄養バランス重視とカロリー制限
- 昭和の給食は、子どもの成長や栄養補給を最優先し、揚げパンやソフト麺、カレーライスなどボリューム重視のメニューが多く見られました。
- 一方、令和の給食は管理栄養士や栄養教諭による厳密な栄養計算が行われ、糖質や塩分、カロリーの摂取量が細かく管理されています。
- そのため、昔よりも量が抑えられ、「物足りない」と感じる子どもや保護者もいます。
設備の老朽化と地域格差
- 昭和時代には給食室や関連工場が比較的整備されていましたが、令和では設備の老朽化が進み、地域によって給食の質に格差が生じています。
- 特に都市部では、給食センターの減少や調理施設の老朽化が問題となり、献立の選択肢が限られることがあるそう。
給食業者の人手不足・経営難
- 人手不足や業者の撤退、倒産も給食の質や安定供給に影響しています。
- コスト削減のため安価な食材への切り替えや、メニューの簡素化が進んでいます。
一方、令和は長引くデフレや、少子高齢化などで経済状況が厳しく、給食に割ける予算が限られています。
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まとめ|なぜ給食がこんなに貧相(質素)になった?
昭和の給食は「量と満足感」を重視しやすい時代背景がありましたが、
令和の給食は「栄養バランスとコスト管理」が優先される時代となっています。
物価高騰、予算不足、栄養管理の厳格化、業者の人手不足などが重なり、
結果として「貧相になった」と感じられる現状が生まれているようです。



栄養も大事だけれど、いっぱい食べさせてあげたいね…



子どもたちに対して予算を持っと使うべきでしょう!
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