災害や非常時に備えて「備蓄米」という言葉を耳にする機会が増えましたが、
実際にどんなお米なのかご存じですか?
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目次
【解説】そもそも備蓄米とは?

備蓄米とは?
備蓄米は、災害や不作などの緊急事態に備えて政府が保管している米のことです。
日本では、1995年に「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律」に基づき制度化されました。
この制度の目的は以下の通り:
- 災害や不作時の食料供給の安定
- 米の価格安定
- 国民の安心した食生活の確保
備蓄米は主に玄米の形で保管され、倉庫内の温度や湿度が厳密に管理されています。
保管期間は約5年で、品質が落ちる前に入れ替えが行われます。
古くなった米は飼料用や福祉施設、学校給食などに活用されることもあります。
これは、日本の食べ物を守るための仕組みのひとつ
農家さんが作った玄米を国が買い取って、特別な倉庫で3〜5年ほど保存し、
必要になったときに、市場に出したり、災害のときに配ったり、学校給食などにも使われたりします。
つまり、見えないけれど、困ったときに助けてくれるお米の“非常用ストック”です。

備蓄米は玄米や精米とは、どう違うの?



簡単に解説しますね!
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備蓄米と玄米や精米との違いは?


種類 | 定義・特徴 | 主な用途・目的 |
---|---|---|
備蓄米 | 政府が食料安定供給のために計画的に保管するお米。 主に玄米で保管される。 | 緊急時の供給・価格安定 |
玄米 | 収穫した米から籾殻だけを取り除いた状態。 ぬかや胚芽が残っている。 | 健康志向の食事など |
精米(白米) | 玄米からぬかや胚芽を取り除き、白く精製したもの。 | 普段の食卓で主食として |
備蓄米は主に玄米の形で保管されますが、必要に応じて精米され市場に出回ることがあります。 |
それぞれの違いを簡単に説明すると…
- 備蓄米は、「誰が・何のために」保管しているかがポイント。政府が国民全体のために、災害や不作時の“保険”として管理します。普段スーパーで買うことはできませんが、必要時には市場に放出されます。
- 玄米は、精米前の状態で、ぬかや胚芽が残っているため、ビタミンB群やミネラル、食物繊維が豊富です。健康志向の人に人気があります。
- 精米(白米)は、玄米からぬかや胚芽を取り除いたもの。日本の家庭で最も一般的に食べられているお米です。
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まとめ|備蓄米とは?わかりやすく解説!


政府は、備蓄米の放出を通じて米の価格を安定させることを目指していますが、
農協などの流通業者が価格を維持しようとする動きもあり、実際に価格が下がるかどうかは不透明です。
農林水産省は、今後の流通状況を見ながら、必要に応じて放出量を調整する考えを示しています。
このように、備蓄米の放出は、米の価格高騰や流通不足に対処するための重要な政策判断であり、
今後の動向が注目されます。



これでお米の価格が落ち着くと良いな…



日本人の主食ですからね。
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