9月の自民党総裁選への立候補を表明した河野太郎氏ですが、ネットでは「中国寄り」との噂があるようです。
他にも「中国の犬」や「中国のスパイ」などといったワードも見かけました。
いったいどういうことなのでしょうか?
河野太郎は中国寄り?
河野太郎氏は、自民党に所属の日本の政治家で、防衛大臣や外務大臣、デジタル大臣などを歴任し、
特に外交や国防、デジタル改革分野で注目されていますよね。
河野氏は、率直な発言やSNSでの積極的な発信で知られ、政治改革や透明性の推進に力を入れています。
そんな「河野太郎」さんですが、名前で検索すると「中国」関連のワードがズラッと出てくるんです。
何故なのか気になったので、調べてきました。
河野太郎と中国の関係
父親:河野洋平氏の存在
- 日中友好活動:河野洋平氏は、日本国際貿易促進協会(国貿促)の会長を務めており、中国との友好促進や経済関係の強化を目的に活動しています。
2024年には、中国を訪問し、何立峰副首相と会談しました。この訪中団には日本企業幹部らが参加し、日中間の経済・貿易面での協力を進めるための意見交換が行われました。 - 人的交流の推進:河野洋平氏は、日中両国民の相互理解や協力を進めるために「人的交流をもっと積極的にやらなければならない」と述べており、特に新型コロナウイルスの影響で停滞した交流の再開を呼び掛けています。
- 歴史的な関係:河野洋平氏は、過去に外務大臣を務めた際にも日中関係において重要な役割を果たしてきました。彼の政治キャリアを通じて、日中の友好関係を重視する姿勢を示してきました。
しかし、だからといって河野太郎氏も中国寄りであるかどうかは、また別問題だと思います。
親族企業「日本端子」と中国との関係
懸念に紐づく事実を整理すると、日本端子の主力事業のひとつが、太陽光発電システム向け端子製造であること、その端子を中国の子会社で製造していること、この2点に集約される。
さらに、この点に関して「日本端子の中国子会社である『北京日端电子有限公司』は、日本端子60%、京东方科技集团股份有限公司40%の出資比率である」との指摘がネット上ではされており、さらには、京东方科のトップを務める陳炎順氏がエリート共産党員であり、河野一族が手掛ける太陽光関連ビジネスが、中国共産党と深くかかわっているという点が懸念をされている状況だ。
また、週刊文春が報じたところでは日本端子から河野事務所に対して6,700万円の献金がされていることも報道をされている。
エナジーシフト
河野氏の親族が経営する企業「日本端子」が中国に子会社を持ち、合弁相手の中国企業のトップが中国共産党員である可能性が指摘されています。
このことから、河野氏のエネルギー政策が中国の影響を受けるのではないかという懸念が一部で広まっているようですね。
河野氏が首相になったら、中国と衝突した時に、国益よりも家業の利益を優先するのではないか?と、不安になってしまう…
といった意見もあるようです。
内閣府の「タスクフォース」の資料に中国企業の透かしが?
河野太郎規制改革担当相が任命した再生可能エネルギー導入に向けた規制の見直しを目指す内閣府の「タスクフォース」のメンバーが提出した資料の一部に、中国企業の透かしが入っていた。
野党からは「わが国の再エネ政策が中国の影響が及んでいる疑惑であり、見過ごすことはできない。
背景を徹底調査すべきだ」(玉木雄一郎国民民主党代表)との声が出ている。
産経新聞
河野氏が主導する再生可能エネルギーのタスクフォースの資料に、中国企業の透かしが入っていたことが問題視されています。
このことから、日本の再生可能エネルギー政策に中国の影響が及んでいるのではないかという疑惑が生じました。
日本のエネルギー政策を議論し改善案を提案するべき再エネTF(タスクフォース)に、
中国製資料が混ざっているというのはどういうことなのか、と問題になったのが今回の事件です。
中国共産党バッジ!?
真実は、中国で開催された国際会議で閣僚などの警備対象者に配られる会場に入るときにセキュリティチェックが免除されるバッジ。
デザインはホスト国(中国)が決めるため、このバッジをつける必要があったわけです。
中国政府からの評価
中国外務省の華春瑩報道局長は11日の記者会見で、日本の内閣改造に関し、「河野太郎先生は外相を担当した2年間、中日関係の改善と発展に多くの努力をされた。中国は積極的に評価している。今後も中日の友好と協力に大きな貢献を希望する」と述べた。
Wikiより
河野氏は訪中のたびに、華局長とのツーショット写真をツイッターで公開するなど、両国の関係改善を共にアピールする間柄だった。
2019年9月に河野太郎氏が外務大臣を退任した際に、中国外務省の華春瑩報道局長から、河野氏を評価しているとの発言がありました。
気球型飛行物体への対応
防衛相時代の2020年6月、宮城県で目撃された気球型飛行物体の行方を問われた際に、
「気球に聞いてください」
「安全保障に影響はない」
と、河野太郎氏は述べました。
しかし、2023年2月14日に政府はこれらの気球について、
「中国が飛行させた無人偵察用気球であると強く推定される」と発表され、野党から批判を受けました。
アメリカは即座に撃ち落としたんだよね。
ネットの反応|河野太郎氏は中国寄りの声
河野太郎って中国寄りなんですよね?ほんとに終わる日本
— しろくま (@Kve7Bo11348sw) August 27, 2024
実際はどうなの?
ご本人が公式HPに回答されているよ!
河野太郎氏は公式サイトで回答
- 「河野太郎は「親中」「媚中」なのですか?」
ネット上の悪意あるデマである。 - 「中国生まれで中国国籍を持っているのか?」
両親とも日本人で日本で育ったため、フェイクニュースである。 - 「なぜ中国共産党の党員バッジをつけていたのか?」
これもフェイクニュース。SNS上で出回っている「河野太郎が付けている共産党バッジ」なるものは、中国の北京近郊で開催された日中韓外相会合の外相用バッジ。 - 「親族が経営している日本端子が中国製の太陽光パネルで儲けているのではないか?」
日本端子が中国国内で太陽光パネル用の端子・コネクタの生産をしたり、中国企業向けに太陽光パネル用の端子・コネクタの販売をしたことはありません。
河野太郎が再生可能エネルギー政策を進めているのは自分の利権のためだというのは、ネット上の悪意ある誤情報。 - 「日本端子は共産党系企業への商売で儲けているのではないか?」
中国企業向けの売上は、総売上の1%強にとどまっている。 - 「二重国籍を推進しているのは本当ですか?」
日本人と外国人の両親を持つ子供の多くは、出生時に国籍を2つ持つことになりますが、現行法では22才までに国籍を選択しなければなりません。こういう場合は、二重国籍をそのまま保持し続けられるように国籍法を改正するべきだと訴えてきた。
SNS上で拡散されている動画には、なんでもかんでも二重国籍を認めるような発言に切り取られているものがありますので、お気をつけください。 - 「防衛大臣の時に、日本に飛来した気球のことを会見で聞かれて「気球に聞いて下さい」と答弁したのはなぜか?」
この気球に関しては、自衛隊の情報処理能力の手の内を見せないために、答弁書では「お答えは差し控える」となっていましたので、ジョークで「気球に聞いてください」と答えました。 - 「再エネタスクの経緯と大林ミカさんが委員に選ばれた理由は?」
大林さんは再生可能エネルギーの専門家として選ばれました。現在、内閣府において、第三者を入れた調査チームで、自然エネルギー財団と外国政府との関わりについて事実関係を確認しているところです。(2024年4月現在)
やはり、悪意のあるデマや、フェイクニュースだったということですね!
政治家さんは色んな噂をされて大変だね…
騙されないように気をつけよう!
まとめ|河野太郎は中国寄り?
自民党総裁選を前にこれからも様々な憶測やデマが飛び交うことも予測されます。
我々は冷静に対応していくことが肝心だと思いました。
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