再生可能エネルギーとして注目を集めるメガソーラー。
しかしその裏では、森林伐採や土砂崩れなど深刻な環境破壊が起きている事例も少なくありません。
本記事では、日本各地で発生しているメガソーラーによる環境破壊事例を紹介しながら、
その問題点や今後の課題についてわかりやすく解説していきます。
メガソーラーによる具体的な環境破壊の事例

1|森林伐採と生態系・景観の喪失

例:2018年以降、福島県や京都府のメガソーラー建設では約30ヘクタールもの森林が失われ、年1,300トン相当のCO2吸収能力が消失、生物多様性の損失や地滑りリスクの増加も指摘されています。
世界有数のカルデラ地形をもつ熊本県阿蘇市でも、森林伐採により景観や生態系のバランスが崩れるという住民や専門家の懸念が高まっています。
3|土砂災害・水害の発生リスク

例えば、静岡県熱海市で発生した土石流事故では、メガソーラーの設置による森林の保水力低下が原因の一つと指摘されています。
奈良県平群町ではメガソーラー開発を巡り「土砂災害の危険がある」として住民らが事業差し止め訴訟を起こした例も。

確かに環境を破壊しているのなら、本末転倒だよね…



クリーンエネルギーとは言えませんね。
3|太陽光パネル自体の破損・二次災害


例:大阪市住之江区の物流施設屋上に設置された約2万8,000枚のパネルのうち、1万4,000枚近くが台風で破損・飛散し、内部発火も報告されています。
千葉県市原市では2019年の台風15号で77%のパネルが破損・一部焼損する事態となりました。
また、太陽光パネルには、カドミウムテルライト、銅、インジウム、ガリウム、セレンなどの有害物質が含まれています。
これらが破損した際、土壌や河川に流出し、水質汚染や生態系への悪影響を及ぼす可能性も指摘されています。
4|希少動植物や観光資源への影響


釧路湿原周辺では、メガソーラーの設置が希少種の生息地を奪い、
生態系に悪影響を与える懸念が広がっています。
また、観光地では、景観悪化による観光収入の減少も各地で指摘されています。



これこそ環境破壊じゃないか…



まとめ|メガソーラーの環境破壊について


- 森林伐採・土地の改変 → 土砂崩れや洪水、二酸化炭素吸収力の低下
- 生態系・生物多様性の損失 → 希少種への悪影響、観光資源の毀損
- パネルの自然災害による破損・飛散 → 火災・感電や周辺住民へのリスク
- 景観の激変 → 地元コミュニティや観光産業への深刻な打撃
メガソーラーは環境に優しい側面を持つ一方で、
森林伐採、生態系破壊、有害物質漏出、自然災害による二次被害など、
深刻な環境問題を引き起こす可能性があります。
これらの問題を解決するためには、
適切な環境影響評価や法整備、地域住民との協力が不可欠です。


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