最近、東北新幹線が頻繁に遅延していると話題になっているようです。
強風や雪などの天候要因に加え、設備の老朽化やダイヤの乱れも影響しているとの声も。
スポンサーリンク
目次
東北新幹線の主な遅延の原因5選

- 天候不順
東北新幹線は山岳地帯を通る区間が多く、大雨、大雪、強風などの悪天候が運行に影響を与えることがあります。
特に冬季には雪による遅延が増加する傾向があります。 - 接続待ち
東北新幹線は山形新幹線や秋田新幹線と接続するため、増解結作業が必要です。
この作業が遅れるとダイヤ全体に影響を及ぼします。
福島駅や盛岡駅での接続待ちが遅延の一因となることが多いです。 - 線路・車両の点検や故障
保守作業中のトラブルや車両の故障が原因で運転見合わせが発生することがあります。
例えば、オイル漏れやパンタグラフの不具合などが報告されています。 - 過密ダイヤ
東京~大宮間では上越新幹線や北陸新幹線と線路を共有しているため、ダイヤが非常に過密化しています。
この区間での遅延が東北新幹線全体に波及することがあります。 - 設備の老朽化
国鉄時代から使用されている設備の更新が遅れていることが指摘されています。
耐用年数ギリギリまで使用される部品や機材が故障の原因となり、遅延を引き起こすケースが増えています。
過去3カ月の主要な遅延事例を分析すると、
機械的故障(40.2%)、自然災害(34.7%)、システム連鎖障害(25.1%)
の大きく3つのカテゴリーに分類できます。

自然災害は仕方ないと思うけれど、故障はシステム面はどうにか対策してほしいよね…



最近起こった具体的な例をいくつか紹介します。
スポンサーリンク
東北新幹線の最近のトラブルは…?


近の東北新幹線におけるトラブルの中で最も深刻とされるのは、
2025年3月6日に発生した「はやぶさ・こまち21号」の連結器が走行中に外れるという事故です。
このトラブルは、東京都内の上野駅と大宮駅の間を走行中に発生し、
連結部分が分離したことで自動的に非常ブレーキが作動し、緊急停車しました。
この影響で東北新幹線だけでなく、上越新幹線や北陸新幹線も含めた広範囲で運転が見合わせとなり、
約3時間にわたりダイヤが大きく乱れました。
このトラブルは、2024年9月19日にも宮城県内で発生した同様の連結器外れの再発であり、JR東日本が対策を講じたにもかかわらず再び起きた点が問題視されています。
専門家は、連結器の設計や保守体制に根本的な見直しが必要であると指摘しています。



なんでこんなに故障が多いんだろう…?



どうやら老朽化が原因のようです。
設備の年齢分布を分析すると、開業から40年が経過した東京~仙台区間の故障発生率は、
新しい仙台~新青森区間の3.7倍に達しています。
特に、パンタグラフの交換周期が設計上の想定より1.3倍も長くなっていることが分かり、
予防保守の見直しが重要な課題となっています。
スポンサーリンク
世間の反応は
スポンサーリンク
コメント