日本の500円硬貨と韓国の500ウォン硬貨が、よく似ていると言われています。
なぜこのような似たデザインになったのでしょうか?
【画像】日本の500円硬貨と韓国の500ウォン硬貨が激似?
比べてみるとよく似ているのが分かりますね。
ちなみに実際の500ウォン玉の価値は、日本の500円玉の十分の一(50円程度)しかないそうで、
この差額と見た目を利用して詐欺行為が行われているようです。
よく見れば違いがわかるんだけど…
日本で働く外国人の人には見分けが難しいかもね
故意に人を相手に500ウォンを使用した場合、詐欺罪が成立し、
自動販売機などの機械に使用した場合に、窃盗罪になってしまいます。
500円と500ウォン硬貨が似ている理由は
- 直径|両方とも26.5mmと全く同じ
- 重さ|500ウォン玉は7.7gと500円玉よりもわずかに重い(旧500円玉は7.2g、新500円玉は7.0g)
- 材質|両方、白銅(銅75%、ニッケル25%)を使用。新500円玉は銅 75% 亜鉛 12.5% ニッケル 12.5%
- デザイン|両コインは数字「500」が刻まれており、外見上非常に似ている。デザイン自体は異なるが、色合いやサイズが同じため、視覚的に混同されやすい。
主な違いはデザインで、500ウォン玉には「飛んでいるドゥルミ(鶴のこと)」が、
日本の500円玉には「表面に桐の紋章、裏面に竹と梅の枝」がデザインされています。
500ウォン玉は7.7gと500円玉よりもわずかに重い(旧500円玉は7.2g、新500円玉は7.0g)という違いがあるため、
500ウォン玉を加工して軽くすることで、自動販売機に誤認識させる窃盗事件に使われた過去もあります。
韓国の500ウォン硬貨の表面には、飛翔する丹頂鶴が描かれています。
丹頂鶴は韓国において幸運や長寿の象徴とされており、国際社会での韓国の飛躍を意味しています。
裏面には「500」という数字と発行年、韓国銀行の名前が刻まれています。
わざと似せて作られた?
- 日本|公表 1981年6月18日|流通 1982年4月1日
- 韓国|公表 1982年1月21日|流通 1982年6月12日
これらのことから、パクられたのではと言った説も囁かれているようですが、
早いと言ってもわずか半年程ですし、その半年を利用して、わざわざ日本の硬貨のデザイン、大きさ、材質を白銅にしようと決めるというのは、
いくらなんでもこじつけだと思われます。
むしろ似たようなデザインは嫌いそうな気もするけど…
また、500ウォン硬貨の話については
当時韓国には造幣技術がなく、日本から払い下げられた機械を使ったから500ウォン硬貨は500円硬貨に類似している
というデマが過去に広がったという背景があるようです。
実際は、韓国は1950年代にはアメリカ等から硬貨を輸入していたそうですが、
1970年代には硬貨の造幣技術を持っており、硬貨の輸出国になっていたとのこと。
よく見れば、全然違うデザインだものね…!
過去にも旧500円玉の偽造事件が問題に
この事件では、500ウォン玉をドリルで削って重さを合わせ、日本の自動販売機で使用する手口が横行しました。
当時の為替レートでは、500ウォン玉は約50円の価値しかなく、日本円との価値差を利用した犯罪が広まる事態に。
この新硬貨はニッケル黄銅製であり、外周に斜め切り込みが入れられ、内部には潜像加工が施される等、
高度な偽造防止技術が施されています!
それで今の新500円玉になったんだね!
それでも、パッと見ではちょっと分かりづらいかも…
まとめ|500円硬貨と500ウォンが似ている理由は
万が一、財布に紛れ込むことがあっても、日本では使わないようにしましょう。
心当たりが無い場合は、警察に連絡するなど、適切な対応を心がける必要があります。
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