韓国最大野党「共に民主党」の代表で、現大統領イ・ジェミョン(李在明)氏に、
北朝鮮への不正送金疑惑が浮上——“サンバンウル”グループを通じた資金移動として注目を集めています。
疑惑内容はスマートファーム事業費や訪朝費用など800万ドル超!
複数の裁判が同時進行中で、今後の政界への影響も懸念されています。
韓国の新大統領である李在明(イ・ジェミョン)氏とは?

- 名前:李在明(イ・ジェミョン、韓国語: 이재명)
- 生年月日:1963年12月8日(戸籍上は1964年12月生まれ)
- 出身地:韓国南東部の慶尚北道安東市
- 職業:政治家、弁護士
- 所属政党:共に民主党
- 現職:韓国大統領(第21代、2025年6月4日就任)
- 家族:妻の金恵京(キム・ヘギョン)氏と結婚し、2人の息子がいる。
- 極貧家庭に生まれ、小学校卒業後は中学校に進学せず、工場で「少年工」として働く。
- 働きながら猛勉強を続け、高卒認定試験を経て中央大学法学部に進学。
- 奨学金を得ながら大学を卒業し、1986年に司法試験に合格。
- 城南市に弁護士事務所を開設し、労働組合や農民団体の支援を行う人権派弁護士として活動。
- 2010年:城南市長に初当選し、8年間務める。
- 2018年:京畿道知事に就任。行政手腕と率直な発言で注目を集める。
- 2022年:大統領選に挑戦するも僅差で敗北。その後、共に民主党代表に就任。
- 2024年:総選挙で与党「国民の力」に大勝し、次期大統領候補として名を挙げる。
- 2025年:大統領選で勝利し、韓国大統領に就任。
李在明氏は、「韓国のトランプ」とも呼ばれるポピュリスト型(大衆主義者)の政治スタイルで、
SNSや過激な発言を活用し、支持層を広げてきたのが特徴です。
過去には日本を「敵性国家」と表現するなど強硬な姿勢を見せたが、
最近は日韓協力を重視する発言も多くなっています。

この人が北朝鮮へ賄賂の送金を行ったの?



京畿道知事時代の2019年に行われた疑惑があるようです。
李在明(イ・ジェミョン)氏の北朝鮮送金疑惑とは?
検察は、李氏が自らの訪朝費用や京畿道の対北朝鮮事業費用の支払いをサンバンウル側に肩代わりさせ、
北朝鮮に送金させたとして、第三者供賄罪などで起訴しました。
- 訪朝費用:李氏の訪朝を実現するための謝礼金として300万ドル(約7億9000万円)が送金された。
- スマートファーム事業費:北朝鮮の農業支援事業費として500万ドル(約4億7000万円)が送金された
事件の登場人物
- 李在明氏(当時京畿道知事、現大統領)
- 李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事:実務を担当し、サンバンウル側に送金を要請したとされる
- 金聖泰(キム・ソンテ)サンバンウル元会長:実際に北朝鮮へ送金
- サンバンウルグループのキム・ソンテ元会長が、李氏の側近である李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事の要請を受け、北朝鮮に資金を送金。
- 北朝鮮側は訪朝の見返りとして金銭を要求し、最終的に合意された金額が送金された。
司法判断と現状は
- 李華泳元副知事は、1審・2審・最高裁で有罪が確定し、懲役7年8カ月の実刑判決
- サンバンウルグループの金聖泰元会長も贈賄などの容疑で起訴
- 李在明氏自身は、2019年に複数回にわたり北朝鮮に訪朝要請文書を送り、北朝鮮側から見返りを求められたため、サンバンウル側が資金を肩代わりしたと検察は主張
- 李在明氏は2024年6月12日に第三者供賄罪などで在宅起訴され、今後裁判が進みます
また、「国際制裁も知らずに北朝鮮に現金を送るはずがない」「検察の主張は常識に反する」と反論しています。
しかし、検察は李氏が北朝鮮側に訪朝を要請する公文書を送っていたことや、
側近から送金の報告を受けていたことを指摘しています。
大統領に就任しても裁判は続いており、不訴追特権(在任中は裁かれない権利)が適用されるかどうかが争点です。
また、韓国の市民団体は李氏を「外患罪(敵に協力する罪)」で告発しており、事件の重大性が強く訴えられています。



一応、まだ戦争中の相手にお金を送ったらヤバいんじゃないの…?



今後の裁判がどうなるかですね。
まとめ|李在明(イジェミョン)の北朝鮮への送金疑惑とは?


イジェミョン氏の北朝鮮送金事件とは、京畿道知事時代に自らの訪朝や道の対北事業のための費用を、
民間企業サンバンウルグループに肩代わりさせ北朝鮮に送金させたとされるものです。
李氏は関与を否定していますが、側近や企業関係者には有罪判決が出ており、
今後の裁判の行方が注目されています


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